長谷川VSウィラポン

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37才ウィラポン、勝ちに行った所、”罠にはまって”しまいました。

立ち上がりから、スピードの違いは明らか、ウィラポンの衰え、以前と違うリズムが見て取れます。

チャンピオン長谷川選手は、正面から、左ストレート、アッパーでウィラポンを迎え撃ち。6ラウンドには、ダウン寸前まで追い込みます。

続く7回、長谷川選手、打ち疲れたのか、ウィラポンのボディ攻撃を、嫌がっているようにも見えますが、何か考えていそうな感じで、足を使い出す長谷川選手。

8回も同じような展開。前半の失点を取り替えそうとウィラポン、ガンガン前に出て来ます。入ってくるパンチは、右ストレートの上下打ち。しかし、今日はいまいちスピードに欠ける・・・。

ウィラポンは、長谷川選手はボディが効いて、失速気味。ここで流れを変える、いや、”一気に勝負を決められる”と、感じていたのでは・・・。最後の右ストレート、今まで見た事が無い大きなパンチでした。

小さな右を、素早く連発して入って行くのが、ウィラポンスタイル。のはずが、これで決めてやるみたいな、右ストレート。

長谷川選手、前半は右フックの”引っ掛け”使っていません。サウスポーが、正面で戦って当たるのは、左ストレート、アッパー。よく当てていました。

長谷川選手7、8回目、サイドステップを切りながら、タイミングを計っているような印象があります。疲れたんではなく、いつでも当てられるから、当てるタイミングを探る。

足を使って下がるサウスポーの武器は、”引っ掛ける右フック”。この試合では、まだ使っていない、パンチ。

2ラウンドの見切りによって、9ラウンドの最初に”ガツン”とドンピシャ。これは、”罠だった”と感じたのは私一人だけでしょうか・・・。

「下がるサウスポーは、アレしかない」。あのパンチ当てる為に、流れを変えて見せる程の余裕が、長谷川選手には感じられました。

ウィラポン、勝つ為には出るしかない展開でしたし、出るべきラウンドで、勝負所は間違っていないでしょう。

しかし、悲しいかなこれが、”衰え”というものでしょう。これもある程度、自分で解っていたから出るしかなかった・・・。見事な”最後”でした。

77年6月7日、輪島功一(三迫)選手のラスト・ファイトは、日本武道館で行われました。3度も世界王座に付いた輪島選手も、34才。これは、惨めな試合でした。

私も日本武道館、行きました。1ラウンド始まって直ぐ、今までの輪島選手ではない事が、観衆の全てに解ったのではないでしょうか。

11回KO。最後は、ドクターがストップを要請する中、三迫会長がタオルを投げ入れました。衰えると、パンチとかじゃなくて、体のスピードが無くなる。相手のエディ・ガソ(ニカラグア)もスピード無く、ドンくさいボクシングでしたが・・・。

ウィラポンも同じでしたね。軽量級だからなおさらきつい。長谷川選手は、ウィラポンがよく見えたと思います。

どんなに偉大な選手にも、”その時”はやって来る。日本でも愛された、偉大なチャンピオン・ウィラポン。その、真面目さ、勤勉さは、坂田選手にも通ずるものがあると思います。

「家族でジムに合宿だぞ」「エェ〜」「サンちゃんなら出来そうだな」「それはちょっと」「あいつは、やれるよ」で、とりあえずハワイのジムに合宿した坂田選手でした。

応援してくださっている”ファン層”も、好んでいる所は同じような気がします。

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このページは、BOXINGNAVIが2006年3月26日 18:42に書いたブログ記事です。

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