新人王戦。現代では東西の格差など全くない。だが、その昔、新人王戦は東日本が断然強かった。東を取れば全日本を取ったような気分になったのかも知れない。東日本新人王MVP。いきなり浴びる華やかなスポットライト。
しかし、たくさんの東日本新人王”MVP”が敗れ去った過去がある。アッというまの天国から地獄。這い上がる事が出来なかった選手も多い。今年の東日本MVP・加治木了太(協栄)選手は、どうなるのであろうか。
まずは加治木選手にインタビュー。「MVPは笛木選手が有力候補だったのに自分が勝てたので、たまたま回ってきただけです」「今度(全日本)は自分の力で取りたいと思います」加治木選手、禁煙の文字がなぜかマッチする。(~~)

先日の勝利で大人になった感のある加治木選手。笛木選手との決着戦にも、「やらないかんですね」「でも笛木さん、ええ人です」「お前らいいコンビになるよ。性格似てる」(~~)古くは、ファイティング原田VS海老原博幸。渡辺二郎VS小林光二。新人王を争った同士が世界王者になった例もある。加治木選手は、早くも練習再開。
普段は協栄ジムOBで、坂本博之(角海老宝石)と戦った事もある田中宏治氏が社長を務める神楽坂五十番に勤務。有名人もご用達の超有名な”おまんじゅう”の1階売店にいます。2階は雰囲気のよい中華レストランで、たまに大竹マネジャーと立ち寄ります。美味しいですよ。(~~)飯田橋駅から歩くと帝拳ジムのすぐ先になります。
★超有名な”おまんじゅう”が注文できる【神楽坂五十番ホームページ】
「了太君が、全日本取ってくれないと困る」決勝で敗れた笛木選手、スパーにやって来る予定です。加治木選手の対戦相手は今度もサウスポー。笛木選手なら格好のパートナーでしょう。「ありがたい事です」まだ19才の加治木選手、大人になった。(~~)
-加治木VS笛木・関連記事-
【東日本MVP加治木・執念の勝利!解説】
私の見てきた中での”コケタ”東日本新人王MVP。第24回フライ級関山政巳(センターS)選手。パンチはあったが、打たれ脆かった。後マルシアノ関山を名のったが、この敗戦以後は、負け越しで引退となった。
第25回S・バンタム級奥間 敏 (本多)選手。田中敏之(当時ヨネクラ・五代ジム会長)選手との決勝戦は引き分けながら奥間選手の勝者扱いでMVP獲得。田中選手は、ジムも移り変わりリングネームも変わったが、日本タイトル3階級制覇を成し遂げた。
奥間選手は、協栄ジムでも練習していたのでよく知った間柄。好センスの持ち主で、田中選手とは同型だったが大成せず終わった。
第28回フェザー級杉谷 満 (協栄)選手。私は兄貴の実選手とは長い付き合い。漁師のせがれのこの兄弟、体が出来上がっておりパワーに満ち溢れていた。満選手は全日本の相手が悪かった。後の世界バンタム級王者六車卓也(大阪帝拳)選手とダウン応酬の末、判定負け。
杉谷選手も日本を王座獲得し、世界フェザー級1位まで昇り、アントニオ・エスパラゴサ(ベネズエラ)の世界タイトルに挑戦したが、世界にはあと一歩届かず。
第29回S・フェザー級タイガー道上(当時東邦)選手。後に日本王者となったが短命に終わった。が、当時は大いに将来を嘱望されていた。
第30回ライト級山城秀矢(青木)選手。第33回フェザー級洲賀崎 伸一(本多)選手。この選手も大いに期待されたが、相手が悪かったか。西の代表は浅川誠二(神戸)選手だった。
第34回ライト級三浦勝巳(新日本木村)選手。今も現役、西澤良徳(ヨネクラ)選手と同期の新人王。大型新人と期待され、プロゴルファーを目指すボクサーとしても話題となったが敗戦。すぐに引退。
第36回フライ級田村知範(オークラ)選手。後の日本王者二人、山岡正規(トクホン真闘)、北澤鈴春(花形)の両選手を撃破してのMVPだったが、あっさりやられたのは「トモノリ君らしい」(~~)後に日本王座獲得、世界タイトルにも挑戦した。この敗戦以後、ラストファイトまで負けなかった。やっぱり「トモノリ君らしい」(~~)

第38回S・バンタム級伊藤比呂士(楠三好)選手。三好会長の秘蔵っ子だったが、以後伸び悩みで終わる。第41回L・フライ級篠崎宏樹(コーエイ工業小田原)選手。全日本は引き分け敗者扱いで涙を飲んだ。
第42回ライト級吉岡孝幸(沖)選手。好センスの正統派ボクサーで、パンチも切れたがやや打たせた。ランキング上位にも進出したが、選手寿命は短かった。第43回S・フェザー級館岡 恭 (新日本木村)選手。親子新人王で話題をまいたが、杉田竜平(畑中)選手に引き分け敗者扱いで涙を飲む。以後、両選手の道は大きく分かれた。
第49回フライ級高橋 巧 (ロッキー)選手。やはり引き分け敗者扱いで全日本ならず。ランキング上位に食い込んだが、タイトルには手が届かなかった。第50回S・フェザー級方波見 吉隆(伴流)選手。その変則スタイルの強打は話題をまいたが、以後パッとしない。
かなり”コケテ”ます。(~~)心の中で一区切り付けてしまう選手、多いんでしょうね。周りも持ち上げるし。全日本取っても、そこがスタート。すぐにチャンスの始まりと理解しなければ、大成はかなわない。
加治木選手、萩原先生の全日本新人王3年連続育成もかかってる事だし負けられない。”コケタ”歴史に名を刻まぬよう、大きな目標と夢を忘れずに頑張ってもらいたい。デビュー戦の悔しさを忘れることなく・・・。
”毎日の励み”に応援、よろしくお願い致します。→

??
★ハワイでアマ試合、スパー大会参加のチャンス!
★ハワイ合宿を解説【日本・ハワイのボクシング交流を実現させたい!】
協栄ジムからは10人もの世界チャンピオンが誕生しています。なぜ、でしょう。”影の軍師”として大活躍したスタンレー・イトウ氏が指導するハワイ合宿。その答えがここにある。毎日出発可。【今すぐ参加しよう!】
★スタンレー・イトウ【カカアコ・ボクシングジム合宿所の情報ページ
】
?
?
ハワイへの格安チケットの目安はこちらのサイトでわかります。
★《CASTour》海外激安航空券3ヶ月間・最安値が一目でわかる
★亀田興毅VSランダエダⅠ解説
【BOXING MASTER】トップへ
★ボクシング&ハワイ サーチエンジン 【ROCKY SEARCH】
★無料完全自動化被リンク数増殖システム