1970年10月22日、21才、プロキャリア4年で世界の頂点に立った大場政夫(帝拳)選手は、休む間もなく始動する。
翌年1月21日には早くもノンタイトル戦に登場。スイス王者フリッツ・チェルベットを圧倒、8回KOに切って落とし、4月1日、ベツリオ・ゴンザレス(ベネズエラ)を迎えての初防衛戦に挑む。
70年12月、無冠となったバーナベ・ビラカンポ(比)をベネズエラに招き、際どい判定勝ちを収めた世界10位ゴンザレスは、ランキングを一気に2位まであげての挑戦。
日大講堂は7000人の観衆。ゴンザレスとのスピード対決は、大場選手の防衛戦の中でも苦しいものになった。日本人3人のスコアは、72−70、72−71、71−70の僅少差でチャンピオンを支持。初防衛を果たす。

それにしてもこのゴンザレスは、すばしっこくてやりにくい選手。73年ミゲール・カント(メキシコ)に勝ちWBC王座獲得。78年にはグティ・エスパダス(メキシコ)をまさかの番狂わせで破りWBA王座獲得。息の長い選手であった。
大場選手をして、「やりにくかった」と言わしめている。
初防衛成功後は米テキサス州サンアントニオへ遠征。ノンタイトル10回戦でメキシコ王者ロッキー・ガルシアと対戦する。強気の大場陣営。ウェートはバンタム級オーバー。
そして、この試合で後の大場ボクシングの真髄を見せる事になる。

2回、メキシコ王者の放った右フック・カウンターでダウンを喫する。6回にもダウン寸前のピンチを迎えた世界王者は大苦戦。
しかし、終盤を迎えた第9ラウンド、大場選手は一気にスパート。右でダウンを奪い返すと、2度のダウンを追加。逆転のTKO勝利を飾る。
「外国へ行ったってボクシングはそんなに変わるもんじゃないですよ」
「2回にいきなりいいパンチを貰ってダウンしちゃったけど、後できっとチャンスがあると思ったから、思い切って勝負してやろうという気持ちだった」

まさに怒涛のラッシュ、怒りの連打。強烈な印象を与えるダウンシーンです。
2度目の防衛戦はまたもやランキング上位。1位のフェルナンド・カバネラ(比)の挑戦を受けることになったチャンピオン。
「僕は敵が強ければ強いほど闘志がわく」(~~)
「苦戦しながら王座を守る、なんて考えただけでも身震いがしてくる」(~~)
「実力が伯仲すればするほどスピリット・ファイトになることは格闘技の原則ですから」
「弱い相手を選んだりしたら、本当のチャンピオンじゃない。俺はいつも一番強い相手と戦いたい」
「(練習と減量で)もちろん暑い、死ぬほど辛い。しかし、これが俺の商売なんだ」
コメントにも強烈な世界チャンピオンのプライドを感じさせる大場選手。

10月23日、1位挑戦者カバネラを迎えた防衛戦は、日大講堂に8000人の観衆を集めて行なわれた。TV放送席のゲストは長嶋茂雄氏と石原慎太郎氏の両氏。
試合は、チャンピオンが挑戦者を圧倒。75−64、74−65、75-65の大差判定で大場選手が2度目の防衛に成功した。すっかり安定した王者に成長したとある大場選手。

V2を果たした坂田健史選手は、皆さんご存知のようにパーラⅠで顎を割られ、入院生活を送ったことがあるが、大場選手もまた同じ経験をしている。
ビラカンポ戦を前に顎を骨折した大場選手は、顎に針金を通して固定。流動食しか取れない入院の日々を送っている。
なんかうれしい事実ですね。坂田チャンピオン。(~~)
かつて大場選手が保持していたWBA世界フライ級王座を継承できた事に対し、素直な王者はこう応えた。
「光栄です」
坂田選手、ようやくV2。まだまだ負けられない。偉大な王者の背中はまだ先だ。
翌年1月21日には早くもノンタイトル戦に登場。スイス王者フリッツ・チェルベットを圧倒、8回KOに切って落とし、4月1日、ベツリオ・ゴンザレス(ベネズエラ)を迎えての初防衛戦に挑む。
70年12月、無冠となったバーナベ・ビラカンポ(比)をベネズエラに招き、際どい判定勝ちを収めた世界10位ゴンザレスは、ランキングを一気に2位まであげての挑戦。
日大講堂は7000人の観衆。ゴンザレスとのスピード対決は、大場選手の防衛戦の中でも苦しいものになった。日本人3人のスコアは、72−70、72−71、71−70の僅少差でチャンピオンを支持。初防衛を果たす。

それにしてもこのゴンザレスは、すばしっこくてやりにくい選手。73年ミゲール・カント(メキシコ)に勝ちWBC王座獲得。78年にはグティ・エスパダス(メキシコ)をまさかの番狂わせで破りWBA王座獲得。息の長い選手であった。
大場選手をして、「やりにくかった」と言わしめている。
初防衛成功後は米テキサス州サンアントニオへ遠征。ノンタイトル10回戦でメキシコ王者ロッキー・ガルシアと対戦する。強気の大場陣営。ウェートはバンタム級オーバー。
そして、この試合で後の大場ボクシングの真髄を見せる事になる。

2回、メキシコ王者の放った右フック・カウンターでダウンを喫する。6回にもダウン寸前のピンチを迎えた世界王者は大苦戦。
しかし、終盤を迎えた第9ラウンド、大場選手は一気にスパート。右でダウンを奪い返すと、2度のダウンを追加。逆転のTKO勝利を飾る。
「外国へ行ったってボクシングはそんなに変わるもんじゃないですよ」
「2回にいきなりいいパンチを貰ってダウンしちゃったけど、後できっとチャンスがあると思ったから、思い切って勝負してやろうという気持ちだった」

まさに怒涛のラッシュ、怒りの連打。強烈な印象を与えるダウンシーンです。
2度目の防衛戦はまたもやランキング上位。1位のフェルナンド・カバネラ(比)の挑戦を受けることになったチャンピオン。
「僕は敵が強ければ強いほど闘志がわく」(~~)
「苦戦しながら王座を守る、なんて考えただけでも身震いがしてくる」(~~)
「実力が伯仲すればするほどスピリット・ファイトになることは格闘技の原則ですから」
「弱い相手を選んだりしたら、本当のチャンピオンじゃない。俺はいつも一番強い相手と戦いたい」
「(練習と減量で)もちろん暑い、死ぬほど辛い。しかし、これが俺の商売なんだ」
コメントにも強烈な世界チャンピオンのプライドを感じさせる大場選手。

10月23日、1位挑戦者カバネラを迎えた防衛戦は、日大講堂に8000人の観衆を集めて行なわれた。TV放送席のゲストは長嶋茂雄氏と石原慎太郎氏の両氏。
試合は、チャンピオンが挑戦者を圧倒。75−64、74−65、75-65の大差判定で大場選手が2度目の防衛に成功した。すっかり安定した王者に成長したとある大場選手。

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ビラカンポ戦を前に顎を骨折した大場選手は、顎に針金を通して固定。流動食しか取れない入院の日々を送っている。
なんかうれしい事実ですね。坂田チャンピオン。(~~)
かつて大場選手が保持していたWBA世界フライ級王座を継承できた事に対し、素直な王者はこう応えた。
「光栄です」
坂田選手、ようやくV2。まだまだ負けられない。偉大な王者の背中はまだ先だ。
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