瀬藤幹人ｖｓ木村章司！・・・？

「アッ、またやられちゃったよ」(~~)

「イヤ〜、そんな事ないですよ。運が良かった」(~~)

「もう３人もやられちゃったよ。うちばっかりいじめるんだから」(~~)

「な〜にそんな事ないですよ、うちのもやられちゃってるじゃないですか〜」(~~)

「一人勝っても、３人やられちゃったらなァ」(~~)

「じゃあ会長、もう一回やりますか。いいですようちは」(~~)

「な〜に、うまいんだよねェ。これでだまされちゃうんだよなァ」(~~)

後楽園ホール４階控え室。青コーナー、階段踊り場で清田広大選手が出番を待っていると、花形ジム花形　進　会長が偶然階段を降りてきた。大竹マネジャーと掛け合い漫才のような会話が始まる。

メキシコでモテる花形選手。Ａ・トーレス戦。

「福島君、調子悪かったんでしょう」(~~)

「もう勝てないよ」(~~)

「そんな事ないですよ」(~~)

「それよりも、１位と２位でやろうか」(~~),

いきなりカウンターを放つ花形会長。大竹マネジャー、一瞬の躊躇もなく切り返す。

「いいですよ。２月でどうですか」(~~)

「お互いつまらないのとやってもしょうがないですからねェ。会長、やりましょう」(~~)

「ま〜た、うちのくいものにされちゃうからなァ」(~~)

「木村君強いじゃないですか。瀬藤なんかじゃ勝てないですよ〜」(~~)

「お互いこれ勝って日本タイトル行きましょうよ」(~~)

ちょっと聞いてると、互いに冗談の応酬なのだが、心の読み合いも面白い。先の瀬藤ｖｓ福島戦も、花形会長にサーシャ選手とやりませんかと持ちかけたところ、瀬藤で切り返しがあり、即ＯＫで実現となった。

口約束が重いこの業界である。軽い冗談から、即返答を迫られた花形会長。

「そんなにいじめないでよ、うちばっかり」(~~)

そうこうするうちにジョー小泉さんがやって来た。話が別に飛ぶ。花形会長、ニヤッと立ち去る。(~~)

「会長、やりましょうねェ」(~~)

「花形さんはねェ、どんどんやらせるからねェ。だから選手育つんだよ」

「数字にビビッてちゃ、強い選手育てられないよ」

「だから花形会長好きなんだよ。現役の時も苦労してるからなァ」

逆ホームタウンデシジョンで世界王座を奪われたリングには、ありとあらゆるものが投げ込まれたが、長靴まである。ボクシングをあまり生で見る機会のない富山のファンが、ここまで怒った程、不可解な判定だった。

「花形さん、絶対やるよ。よし、電話しちゃおう。こういうのは早い方が良い」(~~)

試合終了後は、電話攻撃。好カード作るのも大変です。さて、どうなりますやら。まだ答えは出ていません。(~~)

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昔は上位ランカー同士がよくぶつかり合ってました。そのかわり負けてもランキングは入れ替わるだけ。近年は上位対決で負けると、負けた方は一気にランク急降下。外人とやってる選手が自然に上がっちまう傾向にあるよう思います。

大竹マネジャー、仕事は早い。東日本新人王決勝戦、無念の引き分け敗者扱いに泣いた櫛部良充選手の試合、もう決めました。１２月６日。櫛部選手のすぐにでも試合がしたいとの希望に、すぐに応えちゃいました。(~~)

「悪いけど、こういうのは早いよ俺は」(~~)

１２月、対戦相手が決まらず持ち込まれたカードに、協栄ジムの選手、かなり出ます。来る試合は拒まず。(~~)

「ドンドン試合しないとプロなんだから」

毎日の”励み”に応援よろしくお願い致します→ ???

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