「加藤君、チャンスですよね」
「エッ〜、ほんとですか〜」(~~)
「事故が起こったら危ないから見届けに行くんですよ〜」(~~)
新宿駅ホームでボクシング関係者とバッタリ会った。
「壮次郎、お前にチャンスなんてはじめて聞いたよ」(~~)
「つまんない事してたらタオル投げるからな」

八王子、京王プラザホテルで行なわれた昨夜の興行。さすがに高級ホテル、いい雰囲気で素晴らしい会場でした。リングサイドには、名古屋から元世界王者・畑中清詞氏。トカちゃんもやって来た。
「オッ〜、どうしたの〜」(~~)
プロデビュー以来6戦無敗3KO。日本ウェルター級5位にランクされるチャールズ・ベラミー選手は、地元八王子中屋ジム所続。大声援に送られてのリング・イン。

一方、八王子までやって来たわれらが加藤壮次郎(協栄)選手は、18勝(10KO)9敗2分。キャリア9年半。協栄ジムでは一番の古株だ。30才。ここ3年間、2勝5敗の3連敗中。もう2年も勝利の味を知らない。
今年3月、中森 宏 (平仲BS)選手相手にフルマークの判定負け。偶然会った秋葉原駅のホームで、つくねかじりながら名言をはいた。(~~)
「自分に失望しました」
大竹マネジャーがチャンスありと見て受けたこのカード。こちらが失うものは何もない。条件は一つ、前に出て、手を出す事。もの凄い体のベラミー選手。
「お前シャネルズで行けよ。黒くしちゃってさ」(~~)
「相手、見たら怖いぞ〜」(~~)
リング入場を待つ加藤選手へ大竹マネジャーが念を押す。
「わかってんだろうな」
「ハイ!」

この時の眼で、「コイツ気合入ってんな」と感じた大竹マネジャー。久々に新調したトランクスにもやる気がみなぎっていた。気分一新。先生も変わった。
「萩原先生の為にも勝ちます」
萩原門下生が遠く八王子までたくさん応援に来てくれた。
第1ラウンド。加藤選手のジャブが当たる。ベラミー選手は、スピードがないように感じる。動きが重い。やっぱりなめてきたか。すかさず声が飛ぶ。
「出た方がいいよ壮次郎!」
この夜は左ジャブ、ストレートが良かった加藤選手。長い間練習して来て身に付けた基本である。ボクシングは変則ですけどね。(~~)
前半戦やや有利に試合を進めた。後半分。
「今日は勝てるぞ。勝ちたいんだろ。下がるな前に出ろ!」
「勝負はこっからだぞ!」
コーナーの指示は、左真っ直ぐと、ボディ。5回、後がない加藤選手、前に出た。ハッキリとポイントを上げた。
「後10分でまたランカーだぞ壮次郎。全部出して来い」
「今やらないと後悔するぞ!」
6回、左目上をカット。傷は大きい。
「心配すんな。こんなの止めてやるから」
ラスト・ラウンド。まず勝っている。間違いない。ベラミー選手応援団も後半戦は静か。願いをこめた声援が飛ぶようになっていた。
「ヨシッ、ずっと殴って来い。もう強いのなんていらないんだよ。小さくたくさん打って来い」
「終わったら手を上げて帰って来いよ。お前の勝だ」
「ジャッジ中村、77−77」
これには大竹マネジャーが怒った。いつもは薄ら笑いで首をかしげるだけだが、この日は違った。場内が大きくざわつく。
「選手は命かけて、人生賭けて戦ってるんだから・・・」
「ジャッジ・・・、78・・・」
78と聞いて勝ちを確信。帰り仕度に入る。判定は2−0ながらこの夜は、明確な加藤選手の勝ち。久々の勝利に、うれしさ爆発。なかなか控え室に帰ってこなかった。(~~)
「おめでとう。今日は良かったぞ」(~~)
「ちょっとは効いたか」(~~)
「エェ、まあ少し」(~~)
「気持が大事だってわかりました!」
気持ちよく帰りの途につく。
「明日から、電話いっぱい来るんだろうなァ」(~~)
「一気に人気者だよ」(~~)
「まァ、いいよ。今日は気持ちよかったなァ」(~~)
「今日はキャリアでしたね」
かませが噛んだ。アマ、プロ通じ初黒星。油断あったんでしょうねェ、ベラミー選手。今後の巻き返しに期待します。
「エッ〜、ほんとですか〜」(~~)
「事故が起こったら危ないから見届けに行くんですよ〜」(~~)
新宿駅ホームでボクシング関係者とバッタリ会った。
「壮次郎、お前にチャンスなんてはじめて聞いたよ」(~~)
「つまんない事してたらタオル投げるからな」

八王子、京王プラザホテルで行なわれた昨夜の興行。さすがに高級ホテル、いい雰囲気で素晴らしい会場でした。リングサイドには、名古屋から元世界王者・畑中清詞氏。トカちゃんもやって来た。
「オッ〜、どうしたの〜」(~~)
プロデビュー以来6戦無敗3KO。日本ウェルター級5位にランクされるチャールズ・ベラミー選手は、地元八王子中屋ジム所続。大声援に送られてのリング・イン。

一方、八王子までやって来たわれらが加藤壮次郎(協栄)選手は、18勝(10KO)9敗2分。キャリア9年半。協栄ジムでは一番の古株だ。30才。ここ3年間、2勝5敗の3連敗中。もう2年も勝利の味を知らない。
今年3月、中森 宏 (平仲BS)選手相手にフルマークの判定負け。偶然会った秋葉原駅のホームで、つくねかじりながら名言をはいた。(~~)
「自分に失望しました」
大竹マネジャーがチャンスありと見て受けたこのカード。こちらが失うものは何もない。条件は一つ、前に出て、手を出す事。もの凄い体のベラミー選手。
「お前シャネルズで行けよ。黒くしちゃってさ」(~~)
「相手、見たら怖いぞ〜」(~~)
リング入場を待つ加藤選手へ大竹マネジャーが念を押す。
「わかってんだろうな」
「ハイ!」

この時の眼で、「コイツ気合入ってんな」と感じた大竹マネジャー。久々に新調したトランクスにもやる気がみなぎっていた。気分一新。先生も変わった。
「萩原先生の為にも勝ちます」
萩原門下生が遠く八王子までたくさん応援に来てくれた。
第1ラウンド。加藤選手のジャブが当たる。ベラミー選手は、スピードがないように感じる。動きが重い。やっぱりなめてきたか。すかさず声が飛ぶ。
「出た方がいいよ壮次郎!」
この夜は左ジャブ、ストレートが良かった加藤選手。長い間練習して来て身に付けた基本である。ボクシングは変則ですけどね。(~~)
前半戦やや有利に試合を進めた。後半分。
「今日は勝てるぞ。勝ちたいんだろ。下がるな前に出ろ!」
「勝負はこっからだぞ!」
コーナーの指示は、左真っ直ぐと、ボディ。5回、後がない加藤選手、前に出た。ハッキリとポイントを上げた。
「後10分でまたランカーだぞ壮次郎。全部出して来い」
「今やらないと後悔するぞ!」
6回、左目上をカット。傷は大きい。
「心配すんな。こんなの止めてやるから」
ラスト・ラウンド。まず勝っている。間違いない。ベラミー選手応援団も後半戦は静か。願いをこめた声援が飛ぶようになっていた。
「ヨシッ、ずっと殴って来い。もう強いのなんていらないんだよ。小さくたくさん打って来い」
「終わったら手を上げて帰って来いよ。お前の勝だ」
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「ジャッジ中村、77−77」
これには大竹マネジャーが怒った。いつもは薄ら笑いで首をかしげるだけだが、この日は違った。場内が大きくざわつく。
「選手は命かけて、人生賭けて戦ってるんだから・・・」
「ジャッジ・・・、78・・・」
78と聞いて勝ちを確信。帰り仕度に入る。判定は2−0ながらこの夜は、明確な加藤選手の勝ち。久々の勝利に、うれしさ爆発。なかなか控え室に帰ってこなかった。(~~)
「おめでとう。今日は良かったぞ」(~~)
「ちょっとは効いたか」(~~)
「エェ、まあ少し」(~~)
「気持が大事だってわかりました!」
気持ちよく帰りの途につく。
「明日から、電話いっぱい来るんだろうなァ」(~~)
「一気に人気者だよ」(~~)
「まァ、いいよ。今日は気持ちよかったなァ」(~~)
「今日はキャリアでしたね」
かませが噛んだ。アマ、プロ通じ初黒星。油断あったんでしょうねェ、ベラミー選手。今後の巻き返しに期待します。
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