世界戦”未勝利”のWBC世界チャンピオン!

| コメント(0)
WBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(宮田)選手に対し、2戦連続の指名試合を義務つけたWBC。12月23日、内藤選手V4戦の勝者は、その義務を履行しなければならない。王者は1年に一度、指名挑戦者と戦う。これはWBCが定めたルール。内藤選手はルール違反をおかしていない。

世界タイトルマッチ未勝利でありながら、元世界チャンピオンの称号を持つ男”ケン・ノートン(米)。1978年3月18日、WBCはモハマッド・アリに勝ちタイトルを手に入れた王者レオン・スピンクス(米)の王座を取り上げ、ノートンにタイトルを与えた。


新王者ノートンとスレイマン会長。

世界ヘビー級史上始まって以来、戦わずの新チャンピオンが誕生した。アリのアゴを割った男ノートンは実力者である。アリとは3度戦い1勝2敗であるが、その全てが大接戦であった。


ボブ・アラム。

1978年2月15日、アリは楽な相手スピンクスを挑戦者に選んだ。掛け率7−1。プロキャリア僅か8戦目の若造には負けないはずのマッチメークであった。プロモーターはボブ・アラム。

だが、ラスベガスのリングで奇跡は起こった。元気のないアリは、スピンクスのラッシュ戦法に手を焼き追い込まれて行く。24才の挑戦者のスタミナは最後まで衰えず、36才のカリスマはずるずるとポイントを失った。”世紀の王座交代劇”。アリ神話は終わったと思われた。


アリ、若いスピンクスに大苦戦。

WBCは新王者に対し1位ノートンとの対戦を迫る。しかし、スピンクスのプロモート権を持つアラムは、商売になるアリとのリマッチを計画。アリも今度は本気で戦う事に同意した。

リマッチは9月15日、ルイジアナ州ニューオリンズのスーパー・ドーム(8万5千人収容)で行われる事が正式に決まる。ファイトマネーは、双方250万ドルづつ。スピンクスの稼ぎは一気に8倍以上に膨らむ事になる。


若き王者スピンクス誕生。

1977年9月、WBCは王者モハマッド・アリに対し、1位ノートンと2位ジミー・ヤング(米)戦の勝者との対戦を義務付けた。もし、これに応じない場合は、この試合を王座決定戦とする決議を行っている。

この時点で既に決まっていたスピンクス戦を承認してもらう代わりに、WBC裁定を受け入れたというアリ。まさかスピンクスには負けまいという、油断があったのは確かのようだ。11月5日、挑戦者決定戦でノートンが勝利した。


キング氏とノートン。

そして、その義務は新チャンピオン・スピンクスに引き継がれたというわけである。WBC実行委員会の投票は15対2(棄権1)で、ノートンを新王者として認定する事が支持された。その影にはドン・キングの姿が。

「ボクシングはスポーツなのだから、ルールがビジネスを優先しなくてはならない。我々は、規則に従ってこの処置を取ったのだから、なんらやましい事はない。どんな訴訟も受けてたつつもりだ」

若きスレイマン会長は強気であった。スピンクス側は当然ながら訴訟をおこした。タイトル剥奪の一時差し止めと、1万ドルの損害賠償。ロッシンジャーニ事件と比べると、はるかに可愛い金額ではありますね。

ブログランキング

★08・大晦日決戦!WBA世界フライ級王者坂田健史vs1位デンカオセーン・【オンライン購入】(送料無料)

新王者ノートンに対し、60日以内にラリー・ホームズ(米)の挑戦を受ける事を義務つけたWBC。ホームズは、ドン・キング・プロモーターがスカウトし、手塩に賭けて大事に育てて来た選手だ。


ラリー・ホームズ(右)

WBAvsWBC。ボブ・アラムvsドン・キング。商売になるヘビー級タイトルマッチの利権を巡り、はっきりとわかる構図が浮かび上がる。この時代の統一チャンピオンはライト級ロベルト・デュラン(パナマ)と、ミドル級マービン・ハグラー(米)のみ。どちらも歴史に名を残す強いチャンピオンでした。

アラムとキング。良いも悪いもここ30年以上に渡り世界のトップに立つ大プロモーターである。WBAメンドサ会長、WBCスレイマン会長らと一緒にビジネスをし、互いに齢を取って来た。彼らの時代が終わる時、ボクシング・ビジネスも変わって来るのだろう。

毎日の”励み”に応援よろしくお願い致します→にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ   【TOP】 【目次】


★ボクシングに関する、知りたい事、悩み等、あなたの?に、何でもお答え致します。強くなる!減量!人間模様!テーマも募集中。
  こちらからどうぞ→【BOXING MASTER 無料よろず相談室】


★08・大晦日決戦!WBA世界フライ級王者坂田健史vs1位デンカオセーン・【オンライン購入】(送料無料)

   


コメントする

このブログ記事について

このページは、BOXINGNAVIが2008年11月11日 11:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「WBC総会・王者内藤大助・2連続指名戦義務」です。

次のブログ記事は「小堀vsバレラ・ドン・キングのやり方」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2010年11月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
Powered by Movable Type 5.02