WBA世界Sフェザー級2位にランクされるホルへ・リナレス(帝拳)選手が2階級制覇に挑む。前WBC世界フェザー級王者は、11月29日WBA本部のあるパナマシティで9位ワイベル・ガルシア(パナマ)と空位の王座決定戦を行う。
約1年ぶりのリング復帰となるリナレス選手は、いきなりの世界戦。本来は1位イスラエル・ペレス(亜)に王座決定戦への出場権利があるが、当時の王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ)への指名挑戦をケガでキャンセル。以後もブランクで、試合予定はない模様。
しかし、なぜいきなり9位のガルシアと?誰もが懐く、素朴な疑問である。
20勝(14KO)5敗の27歳。06年2月、バレロには初回KO負け。昨年4月には、宮田芳憲(角海老宝石)選手と戦ったロイネ・カバイェロ(パナマ)に2回TKO負け。12月、アルマンド・ロハス(パナマ)との8回戦に2−0で際どい勝利で再起。
今年8月19日、連敗中のロハス(パナマ)と再び対戦し、今度は5回TKO勝ち。当然ながら、直後発表の世界ランキングには名前がない。しかし、WBA総会後に発表された最新ランキングでは、なぜだか9位にランクイン。
上位ランカーがリナレス選手とやりたがらないのか、1位ペレスがまたもやキャンセルでのピンチヒッターなのかはわからないが、まがりなりにも世界王座決定戦。WBAの権威の為にも、このような急造ランカーの決定戦出場は無しにしてほしい。

この日はパナマ人世界ランカーが多数出場する。フライ級10位ルイス・コンセプシオン(パナマ)は、WBA地域王座防衛戦に出場するが、挑戦者はあのノエル・アランブレッド(ベネズエラ)。34歳のアランブレッドは14ヶ月ぶりの試合。当初はファン・ランダエダ(ベネズエラ)の名前が上がっていた。ピンチヒッターですかねェ。
前WBA世界Sフライ級暫定王者ラファエル・コンセプシオン(パナマ)は、2勝9敗1分から8連勝中(7KO)のサントス・マリモン(コロンビア)と再起戦。カバイェロ、ミニマム級3位カルロス・カンポス(ベネズエラ)らも出場する。
少し前、王座決定戦は1位vs2位。どうしてもスケジュールが合わない場合でも、せいぜい4位までの選手と行われていたものです。リナレス選手の実力は疑いようもないだけに残念。
リナレス選手勝ち、指名試合をクリアすればOPBF王者内山高志(ワタナベ)選手あたりにチャンスが廻ってくるんでしょうか。WBCライト級王者マニー・パッキアオ(比)は、その王座を持ったままオスカー・デラホーヤ(米)との試合に挑む模様。ライト級に転向したバレロも、もう少し待たねばいけませんね。
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