久しぶりに懐かしい声を聞いた。山田純夫氏の電話を受け継いだ声の主は、名護明彦選手。もう何年ぶりになるだろうか。07年12月がラストファイト。以降リングを遠ざかっているが、彼は今ロサンゼルスにいる。
01年。去就定まらない名護選手だったが、白井・具志堅ジムからの円満トレードが決まった。マネジャーにはこの交渉役を務めた方がなったが、最後は尻切れトンボ。ボクシングをビジネスに利用された形となった。名護選手のロス行きも他聞に関係ある事だと思う。
「修(佐藤 修 )が世界チャンピオンになって、西岡君も今は世界王者。名護だけになっちゃいましたねェ」(~~)
ボクシングマガジン4月号の表紙を飾る、元WBA世界Sバンタム級王者佐藤 修 氏と、WBC世界Sバンタム級王者西岡利晃選手。この二人と名護明彦選手は同学年。
「修は、名護とか西岡に、いつもブッ跳ばされてたんだから」(~~)
そんな佐藤選手が一番先に世界チャンピオンになった。自分に足りないものは”気持”。世界タイトルマッチを目前に控えた西岡選手は、佐藤氏の言葉に素直に耳を傾けていた。協栄ジム近くまでやって来たという西岡選手。それだけ必死だったのだろう。
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3人の中で一番先に世界王座に挑戦した男。名護明彦。99年11月、世界王座奪取が大いに期待された戸高秀樹(緑)選手への挑戦。00年12月の徳山昌守(金沢)選手へのチャレンジでは、痛烈なダウンを奪い世界へ大接近した。
移籍決定後、名護選手のサポートを依頼され、スタンレー・イトウ先生とのハワイ合宿へ合流。名護選手最後の敗戦、高吉勝幸(協栄)選手との試合まで名護選手とはコンビを組んだ。
佐藤選手がウィりー・ホーリンへ挑戦したリングが再起第1戦。Sバンタム級転向初戦であったが、初回思わぬダウンを喫し、あれよの判定負け。正直、これには驚きました。(~~)
勝ったトーンジャルンは、名護に勝った男として日本リングでずいぶん売れっ子になりました。(~~)
元世界王者ヨックタイ・シスオー(タイ)との対戦を前に練習を覗かれた木村会長(新日本木村ジム)は、「名護仕上がったな」と絶賛してくれた。が、中盤以降手が出なくなり判定を失った。
続く瀬藤幹人(協栄)選手との試合は、大竹マネジャーからの申しいれによるもの。前に出ない”亀田スタイル”(~~)で戦った名護選手。「下がってばかりだとまた終わっちゃうよ〜」だったが、ガード一辺倒からの強打炸裂。ハーバート 康 (韓国)ばりの強烈な一発から、見事に瀬藤選手をマットに沈めて見せた。
「大事な選手を一人壊されてしまいました」
金平会長からきつ〜いお言葉をもらったが、勝負は勝負。だが、以後奮起した瀬藤選手の活躍ぶりは皆さんご存知の通りである。
アマ、プロ通じダウン経験のない瀬川設男(ヨネクラ)選手から、ダウンを奪いランキング復帰。当時の日本バンタム級王者サーシャ・バクティン(協栄)選手への挑戦を約束するとの事で決まったのが、アマから転向の高吉戦。
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05年11月、さいたまスーパーアリーナ。勝てばサーシャ挑戦。しかし、高吉選手の足に付いていけず、というか何もせずこの試合も終わった。8回判定負け。私としては、倒す事を期待していてんですが・・・。
「ユーは甘いね〜」(~~)
大竹マネジャーには、いまだに言われ放題であります。
この試合後、私は、「もう、やめた方がいいよ」と伝えた。昨日の会話は、それ以来という事になる。思いの他、元気そうだった彼は、ロスで元気に練習をしている。
「来月、試合があるかも知れません」
「そうか、西岡も世界獲ったしなァ。頑張れよ」
高吉戦以後は実兄とコンビを組み4連勝。大きなチャンスを求めてのロス滞在。しっかりビサを取っての米国行きである。思いの丈を込めたファイト。名護選手に、なりふり構わない戦いが巡って来る事を願います。頑張れよ!
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