TVボクシングvs世界王者5人・死亡寸前!

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5人の世界チャンピオンを抱える日本プロボクシング界。王座防衛9度、しかも4連続KO防衛中の長谷川穂積(真生)選手。”国民の期待”内藤大助(宮田)選手。メキシコで元世界王者相手にノックアウト防衛を果たした西岡利晃(帝拳)選手。世界のスーパースター候補ホルへ・リナレス(帝拳)選手。返り咲き王者名城信男(六島)選手。



黄金のバンタム級で大変な記録を打ち立てている長谷川選手は、具志堅用高(協栄)選手ほどの人気があってしかるべき。海外KO防衛の西岡選手は、シンデレラボーイ西城正三(協栄)選手に匹敵するほどの快挙だった。オスカー・デラホーヤも観戦にやって来るリナレス選手は、既に2階級制覇。そのボクシングは芸術だ。

世の中の娯楽に対する選択肢は広がり、新しいスポーツも増えた。ボクシング人気低迷がささやかれて久しい。『テレビ局あってのボクシング』とは、今でもよく聞かれる言葉である。

昭和46年(1971年)。日本には5人の世界チャンピオンがいた。Aフライ級大場政夫(帝拳)、Aフェザー級西城正三(協栄)、Cフェザー級柴田国明(ヨネクラ)、Aスーパーフェザー級小林 弘 (中村)、Cスーパーフェザー級沼田義明(極東)の各選手。

二つのクラスで日本が世界王座を独占。王座統一が叫ばれたが、実現する事はなかった。王者を抱えるTV局が違ったのが、その大きな要因である。



そんな中、日本TVと契約していた西城vs小林の世界王者同士によるノンタイトル戦が実現されていた。これは、中村、金平両会長のボクシング人気復興に賭ける気持の表れである。

『世界戦ラッシュ』・2ヶ月に7試合はひどすぎる。ファンだけが泣いている。

『世界戦以外はボクシングじゃない』・TV局の定期番組は完全に茶の間から消え、死亡寸前の落ちるところまで落ちた。関係者はその理由を知っているが、カンフル剤を打つ勇気がない。

ビデオの普及していない時代。深夜族の睡眠薬代わり、水商売の人たちの夜食のお供。よくなる見通しもなく、お先真っ暗。凄い表現をされているTVボクシング。

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日本TV。ダイナミックグローブは、ヤングパンチと名を変え、4、6回戦中心の隔週興行。日曜夜の試合を次の土曜日午後3時から録画放映。

TBS。毎週興行。木曜か金曜日の試合を土曜深夜24時10分から放映。魅力ないマッチメイクには「ノー」を出し、放映中止騒動もあった。窓口は極東プロモーション。

フジTV。柴田国明選手と専属契約。興行権買取の為、10万ドル(3千6百万円)をポンと出すも、「柴田が負けたらボクシングから手を引く」と言われていた。放映は隔週水曜日深夜24時30分から。

TV東京。新規スタートしたばかりで、キャッチフレーズは50万円で中身の濃い試合を。毎週19時10分から生中継されていたが視聴率伸びず、隔週月曜日興行。放映は毎週月曜日深夜24時20分から。10月から放映時間が午後10時代に復活。だが、営業サイドからの突き上げが厳しく前途は暗いとの評価。

  ペタしてね

「マッチメイクに努力のあとが見られない。7−3で結果がはっきりわかるような試合ではお客さんもついて来ない。後楽園ホールで千五百人集める試合は最近ほとんどない。これじゃ視聴率だって稼げませんよ」

JBC菊池弘泰事務局長は以下のように語っておられる。

「人口1千万人の東京で2千や3千の客を呼べない興行は失格だ。本当のボクシングの良さからいけば、1ヶ月間30日興行をしても満員が可能なスポーツだと思う。勇気を持ったマッチメイクをし、それを適正価格で提供すれば、必ず客がつくはずです」

7月20日ビーバー梶本(松田)vs韓国選手のメインカードは、「価値がない」とTV局が突っぱね、「急に言われても」(極東プロ)ともめた。最後はTBSの放映中止とあいなった。

「自主興行の時は来た!」と、ノーTV興行に打って出たのは船橋ジムの石川会長。日本ライト級タイトルマッチ。王者高山将孝(P堀口)vs1位渡辺昌龍(船橋)の一をは9月1日後楽園ホールでプロモート。


高山vs渡辺Ⅱ

フジTV所属のスター選手同士のタイトルマッチ。高山選手は東京オリンピック代表からプロ入りし、14勝(2KO)1敗1分。渡辺選手(現・船橋ドラゴンジム会長)は、20戦17勝(8KO)3分と負け知らず、日本Sフェザー級王者で世界にもランキングされていた岩田健二(金子)選手と引き分けたばかり。

このカードに食指を伸ばしたのがTBS。

「こんないいカードを放送しない手はない。ぜひ、うちでやらせてください」

フジTVが選手を貸す形でこの試合はTBSで放映された。なんといってもビデオがない時代である。好カードのTV放映はありがたい。

7月29日。小林 弘 選手がアルフレッド・マルカノ(ベネズエラ)に逆転KO負けを喰らい世界チャンピオンの一角が崩れた。

「ボクシングは後の4人がタイトルを失ったら、完全に大衆から見離される」


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小林選手に続き、西城選手,沼田選手もノックアウトで王座に別れを告げた。大場選手は判定で2度目の王座防衛に成功。柴田選手は、フジTVのテロップに負けが流されるほどの大苦戦の引き分け防衛を果たす。しかし、その後ビジネスのトラブルでフジTVの専属契約は解除に至る。そして、王座喪失。

この予言をノックアウトしたのは大場選手の逆転KO劇と、”炎の男”輪島功一(三迫)選手の登場である。いつの時代も待たれるニューヒーロー誕生。それは、感動を与える試合から生まれる。ノウガキではない。

TV観て、ボクサー目指す若者は途切れてはいない。明日へ続く若者へ刺激を与えるファイト。大事にしたいですね。

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このページは、BOXINGNAVIが2009年9月 4日 13:30に書いたブログ記事です。

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