日本、OPBFのSフェザー級&ライト級2階級を制覇した長嶋建吾(18古河)選手が、15年間の選手生活に別れを告げた。30日古河市立体育館のリングで引退試合に臨んだ長嶋選手は、15歳年下のポンサトーン・スリスリー(タイ)に8回大差の判定勝ち。有終の美を飾った。生涯戦績39勝(18KO)4敗2分。
ポンサトーンは19歳。長嶋選手がプロデビューしたのと同じである。
15年前。1995年6月3日後楽園ホール。メインは葛西裕一(帝拳)選手のOPBFタイトル防衛戦。セミには元WBA世界フライ級王者デビット・グリマン(ベネズエラ)選手が出場。長嶋選手のプロデビュー6回戦は、その前にセットされていた。
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対戦相手を務めたのは金岡久史(ジャパンS)選手。当初話しがあった時は、「もうやめるつもりなんで」ということでお断りした。しかし、その後対戦相手が決まるもケガでキャンセルされてしまう。再び長嶋会長から、大竹マネジャーのところに、「誰かいませんか」との相談。
ちょうどそんなタイミングで、長崎カステラ携えた金岡選手がジムへ挨拶にやって来た。
「長い間お世話になりました。これ、つまんないものですけど」
「つまんないよ。カステラなんて食べないのしってるだろ〜」(~~)
「それより金岡。もう一回だけやらないか」
「長嶋のデビュー戦相手、流れたって」
「まだデビューだからたいしたことないよ。TV映っちゃうよ」(~~)
ニヤつきながらも、真剣に考えた金岡選手の出した答えは、「じゃあ、もう一回だけってことで」。
彼女に逃げられてしまうという悲劇はあったが、ラスト試合に向けて金岡選手は練習し、「勝つつもり」で試合に挑んだ。軽いダウンをしての判定負けだったが、「アップで映るの狙ってたんだろう」(~~)。スリップだとアピールする姿は、しっかり日テレの画面を占拠していた。(~~)
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金岡選手はこの試合で引退。その後の建吾選手の活躍をいつも楽しみにしていた。何とか世界タイトルに届いてほしかったが・・・。
「金岡、建吾の引退試合来るか?」
30日の興行には協栄ジムから伊波 真 選手が4回戦に出場予定であった。大竹マネジャーが、”北関東のボブ・アラム”長嶋会長からの依頼を受けてのもの。休日出勤も多い、多忙の合間を縫って古河行きを計画していた。しかし、伊波選手の試合は直前になって中止。
「試合キャンセルになっちゃたから仕方ないな」
沖縄からわざわざ応援に来る人間が7人いるという伊波選手。
「もうキャンセルもめんどくさいですから、ディズニーランド(シー)行きます」
「男だけでディズニーランドかよ」(~~)
「もう、やけくそですよ。写メ送ります」(~~)

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突然のケガと病気ばかりは仕方ない。試合作りの裏側もドラマがいっぱいです。
ラストファイト終了後、ジョー小泉氏の『若者たち』の独唱。大勢の仲間たちに送られ、リングを去った長嶋選手。あれから15年。これほど息の長い選手になるとは、予想出来ませんでした。15年間、お疲れ様でした。
今後は、名古屋でトレーナーの勉強をし、父親のジムに携わっていくという。今後の活躍を、金岡氏共々、大いに楽しみにしております。
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