５日（現地時間）トルコ最大の都市イスタンブールで、地元の人気者同級２位セルチュク・アイディン（トルコ）が、カナダ在住のルーマニア人ＷＢＣ世界Ｓライト級１位イノ・ダン・イオン（ルーマニア）を迎え、ＷＢＣ世界ウェルター級シルバー王座決定戦が開催された。
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アイディンは昨年７月、ＷＢＣ挑戦者決定戦に勝利して以来のリング。ここまで、１９戦全勝（１５ＫＯ）無敗。２６歳、身長１７０センチのオーソドックス・スタイル。
”ジョー・ジョー・ダン”の愛称を持つイオンは、２６戦全勝（１４ＫＯ）とこちらも無敗。１８０センチの長身サウスポーである。
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試合開始ゴングを前に、アイディンをグッとにらみつけるイオン。
その視線の先には、日本にもお馴染みのこの人が。
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トルコ人プロモーター、アーメッド・オナー氏傘下にあるＷＢＡ世界フェザー級王者ユーリオルキス・ガンボア（キューバ）を指導するイスマエル・サラス氏が、アイディンコーナーに就いた。ちょっと太りましたか。(~~)
いよいよ、試合開始ゴングが鳴る。
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長い右ジャブを放って上々の滑り出しかと思われたイオンだが、タイムかと勘違いし、無防備になったところにアイディンのパンチが当たり、不運なノックダウンを喫する。
「何を勘違いしたんでしょうかねェ」
地元リング。緊張感ありありのアイディンは手数が少ない。
いかにも挑戦者のサウスポー・スタイルが苦手という印象。
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初回ダウンの失点を徐々に挽回する挑戦者。
コーナーも意気上がる。
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「前に出ても、手が出ないんですよねェ」
「ブロックに忙しくなっちゃって」
「地元で一応世界タイトルと名のつく大きな試合」
「プレッシャーと、サウスポーが苦手で手数が極端に少なかったです」
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苦戦の様相を呈して来たアイディンコーナー。
やっぱり表情に出るものですね。
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試合終了。８回終了時で優勢が伝えられていたアイディンも手を上げるが、イオン陣営は逆転間違いなしと信じている様子。
「疑惑の判定ですね」
オフィシャルのスコアは、１１４−１１３（２者）でアイディンと１１６−１１１でイオンが一人。
２−１のスプリット・デジションで、地元のアイディンがＷＢＣ世界シルバーチャンピオンベルトを手に入れた。
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イオンは悪びれずに、新チャンピオンを祝福。
勝利にもさえない表情のアイディンと、オナー・プロモーター。
独自防衛路線を歩むのか、正規王者アンドレ・ベルト（米）と王座統一戦ということになるのでしょうか。
暫定王者＝シルバー王者？
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